この記事では「 SAP ERP の会計組織を考えます 」

表現が正しいかどうかはさておき、ここで言う組織とは レポートの単位(特性)だと思ってます。

ところが、 大きい順番で

クライアント → 会社 → 会社コード → 事業領域

なんですが 会社 と 事業領域が 今一つ不明です。

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まずは クライアントから

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SAPが提唱してるシステム構成(サーバー)構成は 「 スリーシステムランドスケープ 」と言います。
「 開発機 」 「 品質保証・検証 」 「 本番 」 の三つのシステムをSAPさんは推奨してます。 「 SAP システムランドスケープ 」と言います。

では クライアントは 各 SAP ERPの サーバの 作業領域の一番大きな 「単位」でしょうか。

ひとつの ERPのアプリケーションサーバー には 複数の 「 クライアント 」があり、ひとつの ERPのアプリケーションサーバ の仕組みは 「 クライアント 依存 」と「 クライアント非依存 」の設定があります。

例: アバップ(ABAP)で開発した内容は おおむね 「クライアント非依存」

例: 勘定コード トランザクション- FSP0 などは 「 クライアント依存 」

クライアント非依存 の設定や処理は ひとつの ERPのアプリケーションサーバー内で 登録・追加・修正・削除 すると 一回で完了

 

一方 「 クライアント依存 」の 設定 勘定設定や利益センタマスター 設定は クライアント毎に 登録・追加・修正・削除 が必要です。

この話は 大事かも・・・・・  

 具体的に /nSPRO で カスタマジング領域を確認

 

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とにかく注意が必要 会社の定義と 会社コードは 違うというのをまず学ばなくては

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上記は SAP HELの 記載ですが
会社と事業領域は 「 任意になってますね 」

会社 → 任意 「 使う使わないは自由 」

会社コード → 必須 「 絶対に使う 」

事業領域 → 任意 「 使わなくても良い 」

「 クライアント 」 「 会社コード 」が解ってれば いいですかねぇ。