テーマ --> いよいよ契約の核心へ スコープの確認

ベンダーさんとの契約スコープ(作業範囲)は「妥協なし」
ここで納得がいかないと絶対途中で苦労します。
「それはスコープ外です」前回のプロジェクトではこの言葉に悩み続けました。
通常「サービス仕様書」とかプロジェクトのスコープを定義する書類があると思います絶対に「妥協はするべからず・・・」しかし当初の予算との取り決めがあるので「悩みますが・・・・」

  1. 契約とは「口約束」を「正式な約束」にする道具だと思っています。
    たとえば「今回 輸出・輸入 業務を GTM モジュール導入」という出発点があるとします。「 一言にいっても輸出・輸入 って幅が広いですよね。」外貨の取り扱いもあるでしょうし、為替もある、三国間貿易もある。
    この様に 最初の 提案で 「 範囲の広い 言葉が出てきたら 」「契約前には作業スコープを必ず確認しましょう」
  2. ベンダーさんは「過去の経験から逃げ道を知っています」
    プロジェクトの期間とスコープは相反する傾向にあります。
    これ「綱引き」ですね。スコープが広がるとプロジェクト期間で完了するのはどんどん難しくなるはずです。
  3. そこで「サービス仕様書 等」基準になる契約を何度も目を通して
    サービス仕様書が大雑把では無いか?ポイントは
    「ある会社の導入を想定すると」
    「むやみに部門を制限してないか」※その時は輸入・輸出はA部門のみと思っても
    何度もサービス仕様書を読んでいると 「 そういえば B部門にも輸入のみあるなぁ 」となります。 ---> これは大変
    「 対象部門 は ○○単体会社の 輸入・輸出業務を行っている部門 」となればユーザは多少有利に展開します。
  4. サービス仕様書で 提案と同じ内容の場合は「明確にしましょう」
    輸入業務だって 色々ありますよね、「片買」 「前受け金あり なし」「返品」「三国間貿易」たとえば 「そのプロジェクトが輸入・輸出業務のERPモジュール導入プロジェクト」等の場合は A) ノートに自分の会社のそのキーワード(輸入業務)から連想されるキーワードとできれば「内部統制の業務フローや記述書」を横において 「片っ端から書き出して」 ベンダーさんに この業務は? この業務は? と確認して「必要ならサービス仕様書」に明確にしましょう。※ベンダーさんはもしかすると嫌な顔するけど・・・・・ でも 後々を考えると お互いの為には 絶対 プラスです。

サービス仕様書の内容は 「自分が納得するまで」 これ私の経験です。